私は今回カンタータクラブにも、中世古楽会にも、バロックダンスにも乗っていなかったのですが、そのかわりにソルフェ科の演奏会 ”J'aime le Solfege”にて、作曲科の友人の作品の初演に携わらせてもらいました。
その作品は、ピアノ2台とチェンバロのために書かれた曲で、ジャンルとしてはミニマルミュージックと言われるものです。
無機質なまでに機械的な動きがチェンバロに与えられ、ピアノ2台は躍動感のあるエネルギッシュなリズムを刻み、途中で、湖に漂うような、または重力から解放されるような神秘的な部分もあり、そのあと地に足がついて駆けていくような音楽がまた始まり・・・とってもかっこいい曲でした。
作曲した小野龍一くんには、素敵な作品を生んでくれて、また演奏の機会をくれたことに感謝しています!!
その曲の中で、ダンサーが振付けして自作自演で踊ってくださり、ゲネラルパウゼになるところでは照明が暗転して、お友達がぞろぞろスマートフォンの画面を見ながら楽器の周りを徘徊するといった演出まであり、表現力にあふれていました。
九月が立て込んでしまっているので、芸祭はもともと参加しないつもりでしたが、
一つだけでも出演できて思い出が増えてよかったです。
あと、初めて友人の芸祭コンサートに並んで客席で聴いたり、スタッフをいくつかやってみて開演前に走り回ったり、今まで演奏者サイドだけで過ごしていた時には味わえなかった別の楽しみも発見できたので、今年も芸祭期間は幸せでした!高校の時の親友Nっちゃんも来てくれて久しぶりにあえて嬉しかった。
J'aime le solfege の集合写真と、めずらしい編成の記念写真です♪
ファゴットの友人から、ドゥルツィアン、ベッデッカーなど今まで知らなかったバロックの楽器や作曲家の事を教えてもらって有意義でした。
あまりにも自分が写ってる写真が無いので、可愛い後輩がおさめてくれた写真をお借りします。