古楽つながりでいつもお世話になっている遠藤雅司さんの主催するイベント≪音食紀行≫に、歌の小林恵ちゃんと出させていただく事になりました♪
今回のテーマは「イギリス」なので、この地にまつわる伝統料理と音楽(とワイン!!)のコラボレーションをお楽しみいただきます。自分はイギリスの食べ物ってFish&Chips くらいしか知らないので、古い時代のイギリスのお料理がどんな感じなのか、とても楽しみにしています。また、「ハロウィン伝統料理」というのも登場するそうで実態が気になります!! 一方で演奏のほうは、久保田彰さん製作のイタリアンヴァージナルをお借りして、バード編曲の「涙のパヴァーヌ」、スヴェーリンクによる「わが青春は既に過ぎ去り 変奏曲」など、どこまでも暗ーく美しい作品や、古い時代の英国出身のファーナビー、ギボンズ、トムキンスなどの作品も紹介します。歌のめぐみちゃんとは、パーセルのIf Music be The Food of Love 他と、イギリス植民地時代にアメリカで書かれた世俗の歌(!)も紹介します!!! 心地よく楽しい時間をお過ごしいただけるよう、精一杯準備を頑張ります。木曜日の夕方ですが、もしもお時間ございまして、ご興味をお持ちいただけましたら、、、ぜひ足をお運び下されば嬉しいです!!>< どうぞよろしくお願いいたします。10月29日(木) 19:00~演奏 20:00~お食事 21:30 終演 場所:カフェ・トリオンプ メトロ銀座線の末広町駅(秋葉原からも徒歩圏内♪) http://sweettrip.biz/ 会費:3000円 (学生2500円) ご予約は私までお願いします!! 関西でのアメリカンバロック公演を終えて、本日東京に帰ってきました。 リハ回数も、本番の日のゲネも、基本的に最小限しかなかったので、スリリングでタフな本番でしたが、オーボエ、ヴァイオリン、歌が次どう来るか予想しながら弾いている感じは、対話しているようで、今までにないアンサンブル経験でした!!とっても楽しかったです!! 演奏した曲は、Secular Music in Colonial Annapolis という洋書に掲載されていた譜例からピックアップした、アメリカ18世紀の音楽でした。 18世紀のアメリカでは、東海岸ではパーセル、ヘンデルなどがよく演奏され、また、The Tuesday Club というクラブのメンバーによって作曲されたオードもたびたび演奏されていたようです。このクラブのメンバーは音楽に関してプロではなく、愛好家の人たちが創作と演奏を行っていたようです。それゆえ、楽譜には間違いが多く、また、少し作曲して補わなければ曲として弾けないものもいくつもありました。 メンバーは、ジュリアードツアーで2013年に日本にきたメンバーである、オーボエのブランドン・ラバディ、ヴァイオリンのローラ・ザツツェド、バリトン歌手のクリストフ・エングブレトン、そして日本人で担当した通低は、ヴィオラダガンバが砂川巴奈歌、チェンバロは山下実季奈でした。 オフの日には、みんなで京都観光もしました! やっぱり古い街、古い建物は素敵です。 清水寺が1600年ころ、江戸初期の建造物、自分にわかりやすく解釈すると西洋音楽のバロック初期、モンテヴェルディなどの時代の建物であったことに初めて気づきました。 ”1600年”、というワードは、自分にとって、文献を読んだりしている中でしか用いられない言葉だったので、そんなものが日本にまだ残ってるなんで信じられませんでした。また、清水寺の敷地内はすごく混雑していたのですが、常に携帯を握りしめてセルフィーを取ってる人たちは、何を見て、感じにきてるんだろうか、としばらく考えてしまいました。楽しみ方は人それぞれだと思うのですが、せっかくこんなところまで来たのにもったいない・・・って私だったら思ってしまいますのです。本当に素晴らしい所でした。 また、アメリカの子たちとお豆腐、お抹茶を一緒にいただく事が出来、リラックスしたひと時を過ごすこともできました。 またいつかこのような曲に関して勉強してみたいです!!
ご来場くださった方々、本当にありがとうございました!! |
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January 2023
山下実季奈
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